Sといえばサロン。レジェンドシャンパーニュ「サロン」です。
シャンパーニュ地方のなかでもサロン社は異色の存在です。
一般的なシャンパンメーカーはノンヴィンテージやロゼ、ヴィンテージなど数種類のシャンパンを生産しますがサロンでは、ル・メニルのシャルドネ種だけで、ヴィンテージ品の1種類のみを作っています。たった1種類です。しかもとても少ない量です。
さらに、サロンはブドウの出来に納得がいかない場合はシャンパンを作らないというストイックなシャンパンメゾンです。
さらに、さらに、熟成も異色で、最低でも8年間瓶熟成します。その為、ブドウが採れてからシャンパンとして出荷されるまで最短でも10年もの歳月がかかるという長さです。ビジネスとしてやっていけるのか疑問に感じます。もはや利益ではない、完璧の向こう側を目指しているように思えます。
20世紀の100年間の歴史の中で37のヴィンテージしか存在しないというまさに究極のレジェンドシャンパーニュ「サロン」 です。
posted by タピルージュ at 13:14|
アルファベットワイン
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