ピンドンやドンペリピンクという俗称で呼ばれる事が多いですが、できるだけドンペリニョン・ロゼと呼びましょう。
俗称はバブル期に確立したようですが、高級クラブなどでは今もエチケットの色でドンペリニョンを分類しています。
ホワイト・・・通常のドン・ペリニヨン。7年程度の熟成期間を経過したヴィンテージシャンパーニュ 実際のエチケットの色は、淡いグリーン。
ピンク・・・ドンペリニョン・ロゼ。ロゼシャンパン。熟成期間は8〜10年程度。ピンクのエチケット。
ブラック・・・ドンペリニョン・エノテーク。P2と呼ばれる場合も。通常のドンペリニョンよりも長い熟成期間を15年程取った後に、出荷前に澱抜きを行ったもの。黒いエチケット。
ゴールド・・・ドンペリニョン・レゼルブ・ド・ラベイ。評価の高いヴィンテージのドンペリニョンを20年間熟成させた希少なドンペリニョン。黄色に近い金色のエチケット。
プラチナ・・・ドンペリ・エノテーク・プラチナ。P3と呼ばれる場合も。ドンペリニョンエノテークで1976年以前に造られたもの。黒いエチケットに金の文字。
という感じで分類されています。
ちなみに、通常のドンペリニョンも、ドンペリニョン・エノテークも、ドンペリニョン・エノテーク・プラチナも、なんと元は同じドンペリニョンです。
元のドンペリニョンの出荷時期を3回に分けます。それがこの3種類に分類されるわけです。
見方によっては澱抜きをせずどれだけ長く熟成をさせたかによって変えているだけです。
そう考えたときにこの3種類のドンペリニョンの価格差が価値に見合うものなのかと疑問に思うソムリエが多いのも事実でしょう。
しかし、それとは別に数多くあるシャンパンメゾンの中からこれ程、日本人に支持され、愛されているシャンパンが他に無いということも、また事実です。
posted by タピルージュ at 18:16|
モエ・エ・シャンドン
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