エチケットから何から、とにかくセンスのいいワインです。
メドックは1〜5級の格付けがあり、どれも素晴らしいワインなのですが
日本の輸入業者がつけるのかどうなのか知りませんが
ボジョレーの年間コメントを彷彿するかのような枕言葉があります。
4、5級のワインだと3級に匹敵するようなとか、3級のワインだと2級のパフォーマンスとか、2級のワインだと今度格付けの改正があったら間違いなく1級とか、
本来格付けされてる級よりも本当は上なんだぜ!アピールが酷い。
どれも完成度の高いワインなのにこのフレーズを聞くとなんだか安っぽく感じます。
そう普段から思っている私がパルメを飲んだ時に思わず言ってしまったのが、「ああこれ2級の上位クラス」自分の口から出た言葉に驚きました。
パルメはメドックでは珍しくメルローの比率が高いためポムロールのようなニュアンスを感じさせつつも、しっかりとしたタンニンと上質な余韻を感じさせてくれます。
限界まで極めたメルローとマルゴー村らしい偉大なカベルネの奇跡のハーモニーです。
そうそう、そういえばパルメは使途ワインにも含まれていました。
ラベル:使途ワイン